よくある質問

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前立腺がんについて

前立腺肥大症と前立腺がんの症状の違いはあるのですか?

両者に症状の違いはありません。前立腺が大きくなって初めて症状が出てきます。特に前立腺がんで症状が出てきた場合は、進んだ状態と考えるべきです。

前立腺がんの早期発見のためには、むしろ無症状の時に積極的にPSA検査をすべきです。日本人男性は、50歳以上になったらPSA検査を受けるようお勧めします。

検診や人間ドックの検査項目の中にない場合は、追加検査してくれるよう頼んでください。1,500円~2,000円程度で可能です。また、泌尿器科に行く時間のない方は、かかりつけの内科でPSA検査をしてください。

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前立腺肥大症といわれましたが、前立腺がんになりやすいのでしょうか?

基本的に、前立腺肥大症と前立腺がんは異なります。前立腺肥大症になったからといって、前立腺がんになりやすいとはいえません。

しかし、前立腺がんの場合、前立腺すべてががん病巣ではなく、前立腺肥大症と合併していることが大半です。前立腺肥大症になったら、必ず一度はPSA検査を受けましょう。

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前立腺がんになったら性生活はひかえたほうがいいのでしょうか?

性生活と前立腺がんは関係ありません。がんということでご夫婦ともに、性生活に対する関心が低下する傾向にあるようです。しかし、私はご夫婦のコミュニケーションのためにも性生活を勧めています。

現在、バイアグラ(商品名)、レビトラ(商品名)、シアリス(商品名)などのお薬が利用できます。また薬で効果がない場合は、注射などで勃起させる方法もあります。特に最近は、治療を早期に始めたほうがよいとされています。主治医に気軽に相談して下さい。

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前立腺がんになったら注意すべきことは、あるいはならないための予防法はあるのでしょうか?

前立腺がんは、欧米型の生活・食事、例えば肉類、動物性脂肪、牛乳・乳製品と関連しています。ちなみに、米国では発生頻度は非常に高く、男性のがんの発生率の1位、死亡順位でも2位となっています。

以上のことから、前立腺がんの患者様には、和食中心で野菜を多く摂るよう勧めています。玄米食などもいいでしょう。一方、タバコやアルコール、コーヒー、肥満などと前立腺がんとの明確な関連はないものと考えられています。

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検査の結果から前立腺がんの疑いがあります。前立腺がんの正しい情報はどこで知ることができますか?

下記の「前立腺がんについて」をご覧いただくかお問い合わせからご相談ください。

当院でも前立腺がんに関する情報をご提供しています。

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人間ドックのPSA検査で5.0ng/mlと診断されました。前立腺がんなのでしょうか?

そうとは言えません。現段階では、前立腺がんの確立が2~3割ある程度です。前立腺がんなのかどうか詳しく調べるために、直腸診や経直腸的超音波検査などの検査を受けることをおすすめいたします。詳細は「検査について」をご覧ください。

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夫は現在53歳で毎日忙しく働いています。年齢からも前立腺がんにならないか心配です。

前立腺がんは、がんの中でも中高年に多く発症するがんです。

特に50歳から発症率が上がり、70代に最も多く罹患しますが、年に一度のPSA検査をうけることで不安を取り除くことができます。

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HIFUについて

発見時はPSAが100ng/mlで今はホルモン治療で1ng/mlになっていますが、HIFUの適応はあるのでしょうか?

残念ながら、HIFUの適応はありません。またその他の根治的前立腺摘術や放射線療法の適応もないと思われます。なぜなら、現在のPSA値1ng/mlという値はホルモン療法によって一時下がった仮の値だからです。

どんな治療も治療前のPSA最大値である100ng/mlを基本として考えます。HIFUの適応は基本的に、PSA値が一番高い時で、20から30ng/ml以下を基本にしています。20~30ng/mlの場合は各担当医に相談してください。残念ですが、100ng/ml以上の場合は、HIFUの適応はありません。

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前立腺が60gで大きいといわれましたが、HIFUは可能ですか?

現在のHIFU機器では、前立腺の重さとして40gが限界です。40g以上の場合は、3ヶ月ほどホルモン療法を受けると30g以下に縮小しますので、その後にHIFUを行うようにしています。

ホルモン療法を3ヶ月ほど受けても前立腺が40g以下にならない場合は、経尿道的前立腺切除術(TUR-P)により前立腺の一部を切除したのちHIFUを施行することは可能です。

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前立腺の中に大きな石があるといわれましたが、HIFUは可能ですか?

前立腺の中に1cm以上の結石が認められる場合は、経尿道的前立腺切除術(TUR-P)により前立腺の一部と結石を切除したのちにHIFUを施行するようにしています。1cm以下の場合は、そのまま治療しています。

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HIFUの術後について

HIFU後、前立腺はどうなっているのでしょうか?

HIFU後の前立腺は、HIFUで照射された部分は凝固壊死(細胞が死んだ状態)しますので、カス状の細かい組織となって尿と一緒に排出され、小さくなります。

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HIFU後、治っているかどうかの目安は?

HIFUのほか、根治的前立腺全摘術、放射線療法、内分泌療法などすべての場合において、血液検査でPSA値を測定することにより治療後の効果を判定します。

前立腺全摘術のように前立腺を全部取ってしまった場合は、PSAを産生している前立腺がなくなりますので、もしPSA値が0.2ng/ml以上となったら、骨、リンパ節、吻合部などどこかに再発してきていると判定されます。つまり、骨、リンパ節などに転移した前立腺がんの細胞がそこでまたPSAをつくるため、その一部が血液中に溶け出してPSA値が上昇してきます。

一方、HIFUの場合は、前立腺はそのまま残っていますので、残っている正常な部分や前立腺肥大症の組織で産生されたPSAの一部が血液中に溶け出してある程度PSA値が上昇しますが、PSAの正常値とされる4.0ng/ml以上となることはまれです。一般にはHIFU後の前立腺針生検でがんが残っていたり、PSA値が2ng/ml以上上昇した場合を再発と判定しています。

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HIFUの入院期間はどれくらいですか?

HIFU後併設するホテルに移動し、一泊して頂きます。翌日には帰宅頂けます。詳しくは当院で治療される場合の1日の流れをご覧ください。

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HIFU後の痛みはどうですか?

HIFU後、治療のそのものによる痛みはほとんどありません。しかし、HIFU後は自分で尿をすることができなくなりますので、2週間ほどゴム製の管が尿道に入ります。この管を入れている不快感や痛み、管と尿道の間からの血液や白っぽいかすが出てくることによる痛みがあります。

肛門から入れる痛み止めを処方していますが、その自覚症状は個人差があります。HIFU後2日目に管が入ったままゴルフをした方もいますし、一方自宅でじっとしていたという方もいらっしゃいます。大抵の方は普通に生活や仕事をしています。

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HIFU後、車は運転できますか?

翌日以降の運転は問題ありません。ただし、バイク・自転車は1ヵ月間禁止です。

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HIFUが終われば前立腺がんは治ったのでしょうか?

前立腺がんだけでなく、すべてのがんにおいて手術後最低5年間、最初の1年間は2ヶ月ごと、2~5年までは3ヶ月ごとの定期的な通院による経過観察が必要です。また5年経過しても、年に1回のPSA検査は一生続けた方がよいでしょう。

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治療費について

治療費は?保険がつかえますか?

現在、保険は利かないため、自由診療で行っています。治療費は日本人の場合は初回124万円、2回目以降は86.4万円、外国人の場合も同額で行っています。これは、検査、入院、HIFU、薬物などすべてのものを含んだ料金です。
一見高額のように見えますが、標準的治療法とされる根治的前立腺全摘術は157万円+1ヶ月の差額室料(5000円×30日分=15万円)=170~180万円ほどかかります。ただし、保険が利きますので、3割負担なら50万円、1割負担なら15万円程度払うことになります。
また、放射線治療は36〜38回程度の治療が必要ですので、2週間の入院、1~1.5ヶ月程度の通院で200万円程度かかります。これも保険が利きますので、負担割合により、20~60万円ほどの支払いになります。
しかし、残りの分は、当然国民全員が払っている国民保険や社会保険から各医療機関に後で支払われています。このことから考えると、HIFUはこれまでの医療費の約半分ですむことになり、かつ外来通院や短期入院ですむ治療法です。

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治療費は自由診療ですが、医療費控除の対象となりますか?

対象となります。医療費控除とは、自分自身または同一生計のご家族のために医療費を支払った場合、一定金額を所得からマイナスすることができる制度です。保険の利かない自由診療の場合であっても対象となります。
控除の適用を受けるためには、確定申告の手続きが必要となります。年末調整では適用を受けることができません。確定申告には、その年に支払った領収書の添付が必要となりますので、領収書をなくさず保管しておいてください。控除の対象となる医療費は以下の範囲です(詳しくは国税庁ホームページをご覧ください)。

  1. 医師による診療または治療費用
  2. 治療に必要な医薬品の購入代金(市販されている医薬品も含まれます)
  3. 通院のために支払った交通費(退院時のタクシー代、電車代、バス代等、ご家族全員の分も合算されますので、交通費の領収書の保管あるいはメモをお勧めします)

出典:内田豊昭:前立腺癌治療の最先端-切らずに治す高密度焦点式超音波療法(HIFU)改訂第2版,2009,診断と治療社,一部改変

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