針生検

needle

診療内容

オーシャンクリニックの痛くない前立腺針生検(組織検査)

  • 経会陰式

オーシャンクリニックの針生検は大変好評で、医師の方をはじめ、多くの患者様に東京から評判を聞きつけて当院まで針生検にいらして頂いております。

東大勤務医時代からのトータルは1,000例以上を施行し、血尿、血精液症など軽微な副作用はありましたが、大きな副作用はなく全症例無事終了しております。

 


 

わが国では近年、前立腺がんが増加しており、現に国立がん研究センターの2016年の部位別がん罹患数予測では男性は前立腺がんが前年に引き続き1位でした。

PSA検査(腫瘍マーカー;前立腺特異抗原、採血検査で数字が出る)の普及により発見が容易となり、早期の前立腺がんが発見されるようになりました。

このPSA腫瘍マーカーや直腸診、超音波検査などで前立腺がんが疑われた場合、最終的に前立腺針生検を行い、がんか否かを診断します。

前立腺針生検は、他院では肛門から超音波ブローブを挿入して、前立腺を観察しながら太い針を刺して前立腺から糸状の組織を採取します。

ただ、この方法ではどうしても便の細菌を前立腺に押し込むことがあり、また、静脈の豊富な直腸壁からの出血が避けられないため、1~2%の方で敗血症や直腸出血といった重度の合併症が起こります。

このためオーシャンクリニックでは経会陰式といって股のところから針を刺します。直腸からの出血は絶対にありません。血尿が出ますが、数日で止まります。

また、精液に血液が混じりますが、前立腺はもともと精液を作ったり貯めたりするのが働きですので、心配ありません。通常6~18箇所の組織を採取します。

結果が判明するまでに、7日間かかります。検査から1週間後、同じ曜日の午後以降に結果を聞きにいらしてください。

針を刺すときに痛みがありますが、15分位で終わります。しかし通常、病院では、この検査は2~4日の入院で行っています。

当院では仙骨(腰椎)から麻酔を行い、痛みをとって施行しております。麻酔のため、検査後にまれに足がふらつくことがあるため、クリニックで1時間そのまま安静にしていただきます。そして術後十分に経過観察した後、そのままお帰りいただけます。経験数・時間・費用・副作用・検査、いずれも患者さんに喜んでいただいております。